【レビュー】手軽に空中戦が楽しめる!「The Falconeer」

2020.10月に発売された「The Falconeer」

鷹を操作してのフライトシューティングと、独特な世界観のオープンワールドをかけ合わせた少し変わった趣向のゲームである。

今回そのThe Falconeerをクリアすることが出来たのでレビューをしていく。

 

「The Falconeer」のレビュー

タイトル
The Falconeer
ジャンル
オープンワールド
発売日
2020.11
プラットフォーム
Xbox Series、Xbox One、PC 
クリア時間
5~10時間
スコア
45点

 

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The Falconeerは海に覆われたオープンワールドが舞台。この世界では陸地のほとんどが海に支配されており、物資の移動なども限られている。

船や飛行船も登場するけど、中でも特徴的なのがタイトルにもあるファルコン。

プレイヤーは各勢力のファルコン使いとなって、それぞれのクエストをクリアしていくことになる。

 

 海に支配された世界。陸地を歩くことはなく、ファルコンを利用した空中での移動が基本となる。

 

 空の表現が美しく、雰囲気ゲーとしても楽しめる。

 

 僅かに残された陸地で生活をする人々。彼らからクエストを受注しながらストーリーを進めるのが基本の流れとなる。

 

カジュアルな操作感はフライトゲーム初心者にオススメ

本作の操作は三人称視点が基本となる。

クロスヘア(照準)が中央に固定されないため少し特殊な操作感ではあるけど、ゲームパッドにも対応しておりすぐに慣れることが出来た。

移動から戦闘まで、全体を通して使用するボタンが少ないため、誰でも簡単に空中戦を楽しめるはず。

 

 フライトゲーム初心者でも縦横無尽に空を駆け回れる。

参考程度に、設定で「コントロール」を反転操作、「カメラ」を通常操作にすることでかなり操作し易くなった。

操作が難しいと思ったら、まずは設定をいろいろ弄ってみることをオススメする。

 

オート照準で快適ドッグファイト

本作ではオート照準を採用しており、とりあえず画面内に標的を押さえていれば、あとは射撃ボタンを押すだけで簡単に敵を撃墜してくれる。

標的をクロスヘアに近づければそれだけ精度も増すといった仕組み。

このオート加減がちょうど良く、常にドッグファイトを楽しむ余裕を持つことができた。

 

 オート射撃のおかげで、美しい景色や会話に集中できる。

シューティングゲームにありがちな、

 

「戦闘に集中しすぎて無線が聞き取れなかった」

 

という事も起きにくい。

 

ファルコン使いとして戦場を舞う

本作のストーリーはチャプター制で進行し、操作する主人公(ファルコン使い)と所属勢力がチャプターごとに変更される。

さっきまで一緒に戦っていた仲間が今度は敵になったり、その逆も然りで仲間になったりもする。

この世界では、ファルコン使いは特別な存在ではなく、それはまさに戦闘機乗りと同じで取っ替えのきく一兵士に過ぎない。

世界で唯一生き残ったファルコン使いとか、負け知らずの歴戦のファルコン使いとか、そういった肩書もなく、各勢力の一人の兵士としての視点から物語を追っていくことになる。

 

 クエスト前のブリーフィング。勢力ごとに違った視点で描かれる。

 

 心強い味方戦艦。しかしチャプターによっては敵になることも。

 

The Falconeerの気になるポイント

その見た目とカジュアルな操作性から、とっつきやすいゲームであることは間違いない。

しかし、プレイすればするほど気になるポイントが多くなり、スコアは45点と少なめの評価となった。

ここからは「The Falconeer」の気になる点を紹介していく。

 

やり込み要素は少なめ

カジュアル性に対する対価といえば仕方ないけど、プレイに慣れれば慣れるほど、後半は物足りなさを感じてしまう。

水面の機雷を掴んで敵船に投下したり、竜巻を利用した上昇など、ある程度ゲームに幅を持たせようとするのは分かるけど、それだけではすぐに飽きてしまう。

敵のバリエーションも少なく、プレイフィールとしてはスマホのアプリに近いかもしれない。

隙間時間にちょっとプレイするならいいが、わざわざPCを起動するとなると、うーん…だ。

 

 シンプル故の飽きやすさは仕方がないかも。

 

難解なシナリオ

古代史(?)をベースにストーリーが展開されるため、硬い文章も相まって話が頭に入ってこない。

カジュアルな空中戦で取り入れたライトユーザーを、難解なシナリオで突き放してしまいそう。

もっとシンプルに、それこそ絵本レベルまで落とし込んでも良かった気がする。

 

 しっかりとローカライズはしてくれているが、いまいち頭に入ってこないのは原文が難しいからだろう。

 

オープンワールドの必要性

本作では幻想的な空の世界を自由に駆け巡ることができる。

しかし陸地に降りて探索することができず、探索によるメリットもこれといってない。(ロケーション発見によるアイテムの解除要素はあるけど、それはメインクエストでも通過する。)

今回のプレイでは隅々まで探索することが出来なかったけど、ストーリーをクリアする上で探索の必要性は低く、プレイヤーにその気がなければほとんど一本道のゲームと変わらない。

風景を楽しむ以外の目的がないのはマイナスポイントだろう。

 

 美しく神秘的なロケーションは一見の価値はある。スクショ目的なら楽しめるかも。

 

物価が高すぎる

本作では、入手出来る報酬に対して物価が高い傾向にある。

世紀末という時代設計を考えれば納得できるけど、ゲームとして見ればバランスが悪いと言わざるを得ない。

メインクエストを1つクリアして報酬が600pt、ボーナスを含んだとしても1,200ptほど。

それに対して武器の価格が安くて6,000pt。

高いものだと10,000ptから20,000ptを超えてくる。

 

つまり武器を一つ買うだけでも10回はクエストをクリアしないといけない。

 

これだと武器を購入する前に一つのチャプターが終わってしまう。

サイドクエストでお金稼ぎをすることも当然できるけど、それにしても高すぎる。

マルチゲームでもないのに、気軽に新しい装備を試せないのは残念だった。

 

 足元を見てくるぼったくり貿易商。商品の情報も少なすぎる。

 

 強力な装備を購入することで空中戦での爽快感は増す。

とりあえず10,000pt以上の武器を装備すれば戦闘がかなり楽になった。

全部の武器を試すほどの気力はなかったけど…。

 

「The Falconeer」のレビュー・まとめ

正直気になる点が多く、フルプライスの購入はあまりオススメできない。

しかしこの手のゲームはセール対象になることが多いので、もし機会があればプレイしてみても損はしないだろう。

普段フライトシューティングをあまり触らない人で、エースコンバットとかマニアックなのはちょっと…というユーザーにもオススメできる、そんな入門編のような作品と言えるだろう。

 

 The Falconeerは現在Steamで配信中。

Steam公式ページはこちら