レイザー(Razer)のゲーミングキーボード「ハンツマン トーナメント エディション(Huntsman Tournament Edition)」を購入したので、さっそくレビューをしていく。
今回Huntsman TEを選んだポイントは下記。
- 普段用としても使えること
- コードが取り外せること
- マウスと同じメーカー「Razer」であること
本記事では、快適にゲームが遊べて、さらに普段使いにも流用できるゲーミングキーボードを紹介していく。 ゲームもしたいけど、デスクワークにも使いたい。 そんな人のために、ワイヤレスタイプと有線タイプ、それぞれおすすめのゲーミングキーボードを[…]
それでは、エンジョイ勢ゲーマーかつ、趣味ブロガーでもある中途半端な立ち位置の私が、実際にHuntsman TEを1ヶ月使ってみた使用感を紹介していく。
レイザー ハンツマン トーナメントエディションをレビュー
製品名 | Huntsman Tournament Edition |
接続方式 | 有線(UCB-TypeC) |
サイズ | 14 x 36.2 x 3.7 cm(テンキーレス) |
重量 | 752 g |
スイッチ | Razer リニア オプティカルスイッチ |
アクチュエーションポイント | 1.0mm |
キーロールオーバーおよびアンチゴースト機能 | Nキー |
Chroma RGB ライティング | 1,680万色 RGB |
開封
- ゲーミングキーボード:『Huntsman Tournament Edition』
- ゲーミングマウス:『Basilisk Ultimate』
- マウスパッド:『Gigantus V2 XXLサイズ』
今回は以上の3点をまとめ買い。
ちなみにセットで購入したゲーミングマウス『Razer Basilisk Ultimate』のレビュー記事は下記。
今まで愛用していたロジクールのゲーミングマウス「G300」から、レイザー(Razer)の「バジリスク アルティメット(Basilisk Ultimate)」へ乗り換えた。 細かいポイントは後述するとして、ファーストインプレッションとし[…]
『Huntsman Tournament Edition』を開封していく。
外箱を開けるとクラフト紙にRazerのロゴと「FOR GAMERS.BY GAMERS.」のキャッチフレーズ。
さらに箱を開けると梱包されたキーボード。ぱっと見は事務的と言うか、遊び心はない。
キーボード本体と接続用のUCBケーブル。あとは説明書が入っていた。
マッド仕立ての天板にRazerのロゴ。
PBT素材のキーキャップは手触りが良く、しかも印字が消えることがない。
「ゲーマによるゲーマのための」キーボードの裏側。高さは二段階まで調整可能(左が1段階で右が2段階)
グリップ力も強いので普段使いでキーボードがズレることもない。
左側(裏から見ると右側)にUSB Type-Cのポート。脱着が容易なType-Cはホントにありがたい。
欲を言えばワイヤレスがよかったけど、ない袖は振れない。
Razer Huntsman Tournamentの特徴
マッドブラックのテンキーレスキーボード
ゲーミングキーボードで何よりも大切なのもの、
半分冗談だけど半分は本気。
特に私のようなエンジョイゲーマーには性能よりも見た目が重視される。
いやいやキーボードなんてどれも一緒でしょと思うかもだけど、カッコよさを狙いすぎて逆にチープになってしまっているキーボードも少なくない。
その点、Huntsman TEは天板がつや消しのマッドブラック仕立てで、RAZERのロゴもシンプル。
ゲーミングっぽいカッコよさと高級感のバランスが取れた素晴らしいデザインに仕上がっている。
テンキーレス
さらに、Huntsman TEはテンキーレスキーボードのため、フルサイズキーボードに比べてサイズがコンパクトなのが特徴。
最近では60%サイズのキーボードも人気だけど、普段用と併用するには冒険しすぎだと思って、今回はテンキーレスサイズから選ぶことに。
ちなみに60%サイズのモデルはこちら
実際にテンキーレスを使ってみた使用感が下記。
- 可動域が広がるため、ゲーム(作業)の快適性が上がった。
- 見た目の窮屈感が減って、開放感が増した。
テンキーくらいでと思うかもだけど、腕の広げ具合が全然違ってくるので、疲労感も和らげることができる。
テレワークとかでデスクの広さを確保しにくいって人にもテンキーレスサイズはおすすめ。
ただ、ログインのPIN入力やデータ入力をする時、無意識に右手がテンキー部分に行ってしまうので、慣れるのに時間はかかりそう。
あと、どうしても数字入力が不便って人は、別途ワイヤレスタイプのテンキーを用意するのがおすすめ。
数字入力のときだけテンキーを使うわけだけど、このときにキーボードの左側に設置するのがポイント。
右側だとテンキーレスキーボードのメリットを活かせなくなるので、あえて左側に設置して左手で入力をする。
そうするとマウスの可動域を確保しつつ、入力に集中することもできる。
着脱可能なUSB Type-Cケーブル
当初はワイヤレスタイプのゲーミングキーボードを探していたんだけど、有線と比べるとどうしても価格が高くなってしまう。
そこで今回は、妥協案としてコードが脱着できるゲーミングキーボードを探すことに。
本記事では、快適にゲームが遊べて、さらに普段使いにも流用できるゲーミングキーボードを紹介していく。 ゲームもしたいけど、デスクワークにも使いたい。 そんな人のために、ワイヤレスタイプと有線タイプ、それぞれおすすめのゲーミングキーボードを[…]
私はPCデスクで物撮りをしたりするので、キーボードを動かすことが多いんだけど、Huntsman TEは汎用性の高いUSB Type-Cケーブル接続で、取り外しがいつでも簡単にできる。
コードの長さも2mと余裕があり、柔らかくて絡みにくい布タイプなのも嬉しいポイント。
ただ、コード幅が少し太め(直径5㎜くらい)なのでコードクリップを使う人は注意が必要。
ゲーミング特化のクイックな打鍵感
ゲーミングキーボードといえばアクチュエーションポイント!
…かどうかは知らないけど、Huntsman TEはキースイッチにRazer独自のリニアオプティカルスイッチを採用。
引用:Amazon
アクチュエーションポイント(キーを押し込んで反応するまでの距離)1.0mmという高速入力を実現。
一般的に入力が早いことで有名な銀軸(スピード軸)スイッチでも、アクチュエーションポイントは1.1mmとかなので、それよりもさらにクイックな打ち心地と言える。
まぁ私の場合、その差がわかるほど繊細な指先ではないけど。
普段用として使えるか
ゲームではこのクイックな打鍵感が武器となりそうだけど、普段用としてはどうか?
確かに反応が良すぎて慣れが必要ではあるけど、指を置いただけで反応するようなじゃじゃ馬ではない。
ブログを書いたりと、日常的な入力作業であればなんの問題もないので安心してほしい。
ただし、打鍵音は大きめ
メカニカルキーボード同様、Huntsman TEの打鍵音(キーを打つ音)は結構大きめとなっている。
リニアスイッチなのでクリック音はしないけど、キーを押し込んだ時の底打ち音がかなり響く。
そのため、書斎で静かに作業をしたいとか、公共の場で使いたいといった人は要注意。
1㎜のアクチュエーションポイントを活かして、底打ちを避けつつタイピングすることもできないわけではないけど、それでも決して静穏性に優れているとは言えない。
Razer SynapseでRGBライティングも自由自在
これまで使っていたのが、ロジクールの「K740」というキーボード。
ロジクールから発売されているイルミネートキーボード「K740」を購入してみたのでレビュー。 実際の写真を使って使用感を紹介していくので、「K740」の購入で悩んでいる人の参考になれば幸いである。 ※2022年3月時点でAmazonで[…]
ブログ用にと思って、控えめのデザインのものを使っていたんだけど、今回は敢えてゲーミングっぽくギラギラと光るキーボードを探すことに。
と言うよりも、わざわざ探さなくても
みたいな風潮があって、Huntsman TEも例に漏れずしっかりと光ってくれる。
しかも、Razerのソフトウェア「Razer Synapse」を使うことで、色や光り方のパターンだけでなく、キーごとに細かく設定できたり、ゲームに連動させることもできたりする。
Razerの製品であればマウスや充電ドックなど、その他のデバイスも連動させることができるので、いろいろなパターンを考えているだけで楽しくなってくる。
光り方とか興味ねぇって人は、プリセットで簡単に設定できるし、そもそもライティング自体をオフにもできる。
発色は弱め
ただ、Huntsman TEの発色が予想よりも弱めだったのは残念だった。
キートップが浮いていてLEDの光が天板に反射するんだけど、パッと光るんじゃなくて、じんわりとした、悪い言い方をすればボヤけたような光り方。
光量の調整もできるけど、あと20%くらいボリュームアップしたいところで頭打ち。
部屋が明るい状態でギラギラと光らせたい人には少し物足りなく感じるかもしれない(部屋を暗くすれば綺麗だけど、目の負担が増える)
一応レインボーに光らせれば神々しく光ってはくれる。
ただ、チカチカするのでこれも長時間の使用には向いていない。
とすると、普段用としても使うことを考えればHuntsman TEくらいの光量が丁度いいのかもしれない。
まぁここは完全に好みの問題。
カスタマイズ
ゲーミングキーボードと言えば、やはりそのカスタマイズ性の高さが売り。
Huntsman TEでは、Razer Synapseを使ってキーカスタマイズやマクロの設定など、かなり細かく調整ができる。
ゲーム中のWindowsキーや変換キーの停止、メディア操作の設定など、ゲーミングデバイスのソフトウェアにおなじみの機能は一通り揃っているので、他メーカーから乗り換えた人でも困ることはないはず。
Razer独自の特筆するようなカスタマイズ性があるってわけじゃないけど、思いつくことは大体できる感じ。
特にプロファイルのリンク機能は使いこなせばかなり便利かも。
アプリとキーボードのプロファイルをそれぞれ登録して、Razer Synapseで紐付けをしておく。
そうすれば、例えばブラウザのChromeを開いたときはブラウザ用のプロファイルへ自動で切り替わって、ゲームを開けばゲーム用のプロファイルへ切り替わってくれる。
ゲームの時は日本語入力をオフにしていることが多いから、Chromeを開いた時にいちいち切り替えをする手間を減らすことができる。
かなり可能性のある機能だとは思うけど、アプリごとに細かくプロファイル設定を弄っている場合は、全部個別に登録しないといけないので初期設定は面倒くさい。
レイザー ハンツマン トーナメントエディションをレビュー・まとめ
正確で素早い入力ができて、自分好みにカスタマイズもできるHuntsman TE
基本的にはゲーミング用に特化されたキーボードではあるけど、先に書いたように普段用としても全然問題ないレベル。
さらに、Razer Synapseを使えばデザインも自由自在で所有欲までも満たしてくれる。
Huntsman TEは、まさにそんなゲーミングキーボードである。