iPhoneに純正の電源アダプタが付属しなくなってからしばらくが経ちますが、「以前に比べて電源アダプタに余裕がなくなってきた」という人も多いのではないでしょうか?
私もそんな一人です。
お古の電源アダプタこそあるものの、普段は寝室のコンセントに差し込んだままで、書斎やリビングで使いたい時に何かと不便。
2020年10月から、iPhoneには電源アダプタとイヤホンが付属しなくなりました。
充電ケーブルはついてくるけど、USB Type-CのためコンセントタップのUSBコネクタに対応していないことも多かったりします。(充電用コネクタはまだまだType-Aが多い)
そこで今回、Anker(アンカー)の「PowerCore III Fusion 5000」を購入してのですが、これが想像以上に便利だったので、本記事で紹介したいと思います。
Anker PowerCore III Fusion 5000をレビュー
「PowerCore III Fusion 5000」とは、モバイルバッテリーと急速充電アダプターを兼ね揃えた、1台2役の、
モバイル(持ち運び)機能と聞くと、外で使うシーンを思い浮かべそうですが、実はこの「PowerCore III Fusion 5000」、おウチ用ガジェットとしてもかなりオススメの商品となっています。
それに、純正の電源アダプタと比べても完全に上位互換となっているので、予算が許すのであれば、是非とも「PowerCore III Fusion 5000」の導入を検討してみてください。
外観・性能チェック
サイズ | 78×71.5×30 |
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重量 | 176g |
入力 | 100 – 240V~0.6A 50 – 60Hz |
出力ポート数 | 2(USB-A、USB-C) |
出力 | USB-Aポート:5V=2.4A USB-Cポート:5V=3A / 9V=2A |
最大出力 | 18W (USB-Cポート単体充電時)、15W (2ポート同時充電時) |
容量 | 4850mAh |
対応機種 | iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max /…他 ※公式HPより一部抜粋 |
USB Type-A、USB Type-Cの2ポート同時出力に対応
出力はUSB Type-Aポート(PowerIQ対応)と、USB Type-Cポート(PowerIQ 3.0(Gen2)対応)の2つ。
iPhoneに付属する充電ケーブルは「USB Type-C – Lightningケーブル(iPhone側)」規格なので、iPhoneを充電する場合はUSB Type-Cポートを使うことになります。
USB Type-C単体の場合、最大18Wの高速充電に対応しており、iPhone 11をわずか30分で最大50%まで充電することが可能です。
もちろん、2ポート同時出力にも対応。(その場合は最大出力15W)
USB PD(Power Delivery)により、スマホだけでなくノートパソコンのような大型機器への急速充電も問題なし。(写真はノートパソコンじゃなくてタブレットですが…)
また、低電流モードへも切り替えが可能で、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンのような小型機器へも安心して充電が行えます。
※電源ボタンを2回、もしくは2秒間押し込むことで、低電流モードへと切り替わる。(ランプが緑色へ変わる)
本体の充電はコンセントに差し込むだけ
「PowerCore III Fusion 5000」本体への充電は、従来のモバイルバッテリーと違い、折りたたみ式のプラグをコンセントに直接差し込んで行います。
本体の充電時間はおよそ2時間40分。容量は4850mAhです。
そして「PowerCore III Fusion 5000」最大の特徴が、本体をコンセントに差し込んだ状態で充電アダプターとしても使えること。
この状態だと、まず接続機器(タブレット)の充電が優先され、そちらが満充電になったあと、そこから「PowerCore III Fusion 5000」本体の充電が開始されます。
外せばモバイルバッテリーとして持ち運びができて、コンセントに差し込んでおけば急速充電用の電源アダプターとなる。まさに1台2役。
実は家用としても便利なPowerCore III Fusion 5000
モバイルバッテリーとしても使える「PowerCore III Fusion 5000」は、先にも書いたように、どうしても外出用のガジェットとして見られがちですが、実はお家用としてもかなり優秀だったりします。
私もほぼ家の中でしか使っておらず、そして今では普段の生活で欠かせないものとなっている。
と言うわけで、次は「PowerCore III Fusion 5000」を家メインで使うメリットを紹介していきます。
家の中を自由に移動できる
「何を当たり前のことを」と思うかもしれないけど、在宅時間が増えてきた今、この恩恵は大きいでしょう。
例えば、キッチンでYouTubeを観ながら料理をしている時、バッテリーが減ってくると、そのまま充電器を持ってくると思います。
ただ、キッチン周りのコンセントは限られているから、どうしてもスマホの場所が限定されてしまう。それに家電でコンセントが埋まってしまっていることも多い。
そんな時に「PowerCore III Fusion 5000」があれば、スマホでレシピを確認しながら料理を続行できるし、コンセントの場所までわざわざ近づかなくてもいいんです。
別にキッチンに限らなくても、リビングや寝室でも一緒。
コンセントの場所に囚われることなく、好きな場所でスマホで読書したりゲームしたりできる。
まさにストレスフリー。
充電が終われば、あとはコンセントへ戻すだけ
そして、モバイルバッテリーとの決定的な違いがこれ。
モバイルバッテリーだと、充電を忘れてしまうことがありませんか?とくに普段から習慣化されていない人ほど充電を忘れてしまっていて、肝心な時に使えないってことが多かったりします。
そんな人でも「PowerCore III Fusion 5000」であれば、スマホを充電するタイミングで確実にコンセントへ戻すから、充電をし忘れるってことがほとんどありません。(そもそもスマホの充電を忘れるとアウトですが…。)
家じゃなくて、通勤や通学で必要な人も、朝そのまま「PowerCore III Fusion 5000」を取り外して、帰ってきたら寝る前にまたコンセントへ差し込むだけ。
バッテリー忘れたから今日はゲームできねぇってこともなくなります。
持ち運びしなくても腐らない
私なんかはもともと引きこもりなので、コロナ禍とか関係なく外出は控えめなんですが、最近、外出の機会が減った人は、モバイルバッテリーを利用する機会も減ってしまったんじゃないでしょうか?
それでも、いつ使うかわからないから、とりあえず充電ケーブルには差しっぱなし、という人も多いのでは?
そんな時でも「PowerCore III Fusion 5000」であれば、電源アダプターとして機能し続けてくれるし、しかも2ポート対応の急速充電も出来てしまいます。
モバイルバッテリーとしての利用が減ったとしても、電源アダプターとして、しかも完全上位互換として使い続けられるのも「PowerCore III Fusion 5000」のメリット。
バリエーションも豊富
さて、そんな「PowerCore III Fusion 5000」なんですが、実は今回購入した以外にもいくつかバリエーションが用意されているので、ここで紹介してみます。
Anker PowerCore Fusion 5000
「PowerCore III Fusion 5000」の前モデル。名前も見た目も似ているので間違わないように注意。
違いとしては、出力ポートがUSB-A(15W)が2つになっており、USB-Cには対応していない点。
※「USB Type-C – Lightningケーブル」は使えないので注意。
また、USB PD(Power Delivery)やQuick Chargeにも対応していないですが、その分価格は控えめです。急速充電が必要ないって人は選択肢としてあり。
Anker PowerCore Fusion 10000
「PowerCore III Fusion 5000」の上位モデル。
容量が9700mAhと大幅に増えていますが、その分サイズも一回り大きくなり、重量も100gほど増加。
外出時の充電端末と相談して決めるといいでしょう。ただ、先述のように、家用メインで使う場合はここまでの容量は必要ないです。
Anker PowerCore III Fusion 5000をレビュー・まとめ
「PowerCore III Fusion 5000」は、モバイルバッテリーと電源アダプター、どちらをメインとして使っても非の打ち所がないガジェットに仕上がっています。
在宅時間が増えてきた今でも、十分に活用できると思うので、もし追加の電源アダプター(もしくはモバイルバッテリー)を探しているのであれば、是非とも「PowerCore III Fusion 5000」の導入を検討してみてください。
今よりもストレスの少ないガジェットライフが送れるはず。