Mortal Shell(モータルシェル)をレビュー【サクッと死にゲーにオススメ!】

PS4、XBOX One、PCにて発売中のアクションRPG「Mortal Shell(モータルシェル)」を遊んでみたのでレビューをしてみる。

※全編通してのスクリーンショットを公開しているのでネタバレに注意。

Mortal Shell(モータルシェル)のレビュー

タイトル
 Mortal Shell(モータルシェル)
ジャンル
アクションRPG
発売日
2020.8
プラットフォーム
PlayStation4、Xbox One、 PC
クリア時間
10~20時間
スコア
60点

 

ソウルライクを意識しているだけあって、死にゲー好き向けのかなりマニアックな作品に仕上がっていた。

ただ、SEKIROや仁王のようなAAAタイトルと比べるとどうしても見劣りするので、購入前によく確認することをオススメする。

プレイヤースキルに依存する難易度はまさしくソウルライク

モータルシェルでは、4種類のシェル(戦闘スタイル)と、同じく4種類のメイン武器が登場。

キャラエディットのような機能はなく、また強化用のアビリティもシンプルなのでプレイヤーごとの特徴を出すのは難しい。

格ゲーのように、用意されたキャラ使って攻略を目指すことになる。

弱・強攻撃やパリィなど基本動作が丁寧に作られているので戦っていて楽しい。

時たま雑な挙動も見受けられるけど、低音の効いた効果音が心地よく、丁寧に作られた戦闘は上質なAAAタイトルとほぼ一緒。

斬新な硬化システム

モータルシェルでは、防御の代わりに「硬化」と呼ばれるアクションを使用して戦う。

硬化中はほとんどの攻撃を無効化することができる。

一般的な防御と違うのは、攻撃中だろうと回避中だろうとどんなタイミングでも硬化できること。

この硬化アクションによって、かなりアクティブな戦闘を楽しむことができる。

本作を攻略する上で欠かすことのできないスキルなので、まずは硬化を使った防御に慣れることから始めなければいけない。

基本的な操作感はソウルライクと言われる仁王やコードヴェインとほぼ一緒。(本家ダークソウルは未プレイ…)

ヒット&アウェイで敵を各個撃破しながら進んでいくんだけど、難易度はかなり高い。

死にながら敵の動きを覚える「死にゲー」

前半はキャラステータスよりもプレイヤーのスキルを上げることが要求される。

難易度調整もできないので、苦手な人は途中で挫折する可能性もあるので要注意。

普段この手のゲームをプレイしない人には、かなりキツい難易度。

しかし、戦闘に慣れてしまえばあとは後出しジャンケンの連続。この攻撃が来たらこれで反撃の集中力ゲーム。

そのため寄り道してると飽きてくる可能性もあるので、さっさと先に進むのが望ましい。

…が、後述する複雑な迷路のせいで嫌でも寄り道してしまう設計なのはいただけない。

死にたくない死にゲーは嫌われる

死にゲーは如何にストレスなくリトライ出来るかが重要。

しかしモータルシェルは、チェックポイントのバランスが悪く、探索するのが少し面倒くさい。

死にゲーにお馴染みのショートカットルートの配置が雑なのも気になる。

死んだらやり直しの緊張感も大事だと思うけど、死ぬのが面倒くさくなってしまうとプレイ意欲が萎えてしまう。

リトライが面倒だと、戦うより逃げたほうがいい場面も出てきてしまう。

ジャンルは違うけど『Ori and the Will of the Wisps』はその点本当に素晴らしいバランス調整だった。

死にゲーである以上、死ぬことがストレスにならないような工夫はほしいところ。

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広いだけのオープンワールドは苦痛

モータルシェルは一応オープンワールドではあるんだけど、マップやクエストマーカーといったものはなく、チュートリアル後は手探りでメインクエストを進めることになる。

メインクエストもシンプルなもので、目的の場所へ行ってボスを撃破するだけ。

謎の巨人に協力をして、各エリアに存在するアイテムを回収することになる。…が、内容は最後までよく分からなかった。

もう少し先に進みたくなるような動機はあってもよかったかも。広いマップで迷子になると何してんだ俺ってなる。

ハクスラやRPG要素もなし

モータルシェルでは、マップを探索していると時たま宝箱を見つけることができる。

この難易度だったら回復薬が出るだけでも嬉しいものだけど、出てくるのは中途半端なバフアイテムがほとんど。

さらに、敵を倒しても得られるのは経験値のみ。もう少しやり込み要素があってもよかったかも。

ボリュームの水増しが目立つ

『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』の時も思ったんだけど、プレイ時間を増やすためだけにオープンワールドの探索を強要するのは勘弁してほしい。

ボリュームを補うために複雑な地形迷路と理不尽な難易度で水増しをしており、せっかくの楽しい戦闘も、迷ってばかりでモチベーションが下がってしまう。

スカイリムのような完成された世界だと歩いているだけで楽しいんだけど、この手のアクションゲームでステージが広いのは苦痛でしかない。

しかも似たような風景と、攻撃がワンパターンの敵ばかりで飽きやすい。

時間がない人には丁度いいボリューム

上記のように水増ししているとは言え、私の場合は10時間ほどで1週目をクリアすることができた。

モータルシェルのやりこみ要素と言えば装備を強化するぐらい。

その強化もビルドを組むような複雑なものではない。

スキルツリーのような複雑なものはないので、難しく考えずゲームに集中することができる。

ガッツリ遊びたい人には明らかにボリューム不足だけど、2〜3000円の出費でスキマ時間にチョロっとプレイするにはもってこいの作品と言える。

しかも難易度は馬鹿みたいに高いのでそれなりの達成感を得ることもできる。

一応「強くてニューゲーム」もあるので、ハマった人は2週目を楽しむことも。

「Mortal Shell(モータルシェル)」のレビュー・まとめ

省くところを省き、磨けるところを可能な限り磨いた、モータルシェルはそんなゲーム。

活かしきれていないオープンワールドや、やり込み要素の薄さなど、気になる点もないわけではないけど、たまにの休日にサクッとプレイするには丁度いい。

手応えのあるゲームをプレイしたいけど、クリアするのに100時間もかけるほど余裕がない。

そんな人にはモータルシェルはオススメのゲームと言えるだろう。

サクッとプレイできる価格も魅力的

シナリオが薄い分、価格はかなりリーズナブル。

今ならセールの対象になることも多く、3,000円以下で購入することも可能。

実際に私もハロウィンセールを利用して2,500円ほどで購入することができた。

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