5年ほど前に購入をしたSONYのサラウンドヘッドホン「MDR-HW700」
賃貸でも大音量でサラウンド体験ができるため、映画鑑賞やゲームには欠かせないガジェットである。
ただ、長年愛用しているうちに少しずつ痛みが見られるようになってきた。
最近ではイヤーパッドのカバー(PUレザー)がポロポロと剥がれてしまい、まともに装着する事すらできない状態に。
そこで今回は、そんなボロボロになった「MDR-HW700」のイヤーパッドとヘッドバンドカバーの交換に挑戦し、新品同様の美しさを取り戻していく。
ボロボロになったヘッドホンを復活させる方法
こちらが今回復活させるヘッドホン「MDR-HW700」
暫く使っていないうちに、さらにボロボロになってしまった(リビングに置いていたので油飛びや埃でベタベタに…)
カバー部分がひび割れていて、触るだけでポロポロと剥がれてしまう。
装着すればもちろん音は聴けるけど、耳が悲惨なことになるので、普通には使えない状態である。
ヘッドバンド部分も同様。
イヤーパッドに比べるとまだマシだけど、ほっとけばそのうちここもボロボロになっていくだろう。
今回は買い替えない
さて、いつもだったらこのまま代わりのヘッドホンを探していくわけなんだけど、今回は違う。
そもそもこの「MDR-HW700」は、当時50,000円ほどで購入しており、庶民の私からしたらかなりの高級ヘッドホン。おいそれと交換できる代物ではない(それに、このモデルはすでに製造が終わっているらしい)
なので、ここから「MDR-HW700」のイヤーパッドとヘッドバンド部分を交換して、
でも実は、代わりのヘッドホンを購入していたりもする…。
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ただ、これはPCでの作業用で使っていて、映画用ではない。
「Geekria」のイヤーパッドとヘッドバンドカバー
と言うわけで、ヘッドホンを復活させるための救世主たちを用意した。
「Geekria」のイヤーパッドとヘアバンドカバー。
※私はそれぞれイヤーパッドとバンドカバーを単品で注文したんだけど、調べてみるとセット販売もしていたので、そちらのリンクを貼っておく。
今回は「MDR-HW700」に対応したものを選んだけど、イヤーパッドの取り外しができるヘッドホンであれば、ほとんどの場合交換用のスペアがあるはず。
気になる人はAmazonや公式HPなどで探してみてほしい。
「製品名+イヤーパッド」で検索すればすぐに出てくるはず。
今回みたいに純正の製造が終わっていても、社外品で代用することもできる。
イヤーパッドの交換
さてまずはイヤーパッドから交換をしていく。
袋の中には交換用のパッドが二つと、取り付け用の工具(ドライバーとヘラ)が入っている。
説明書の類が入っていなかったので、Amazonの商品ページを参考に作業を始めていく。
取付部分のネジを付属のドライバーで緩めていき、アタッチメントごとイヤーパッドが取り外す。
アタッチメントが固い場合は、同じく付属品であるヘラを使って取り外していく(今回はヘラを使わなくても手で取り外せた)
古いイヤーパッドをアタッチメントから取り外す。
このアタッチメントと取り付け用のネジは付属していないので、無くさないように注意。
あとは取り外した時と逆の手順で取り付けていくだけ。簡単。
純正品のフィット感はもう忘れてしまったから比較はできないけど、全然問題なく使える。
固すぎるということもなく、イヤーパッドとしての性能は十分。
ヘッドバンドカバーの取り付け
続いて、ヘッドバンドのカバーを取り付けていく。
こちらはイヤーパッドと違って、交換ではなく上から巻き付けるタイプ。
できれば交換できるものがよかったけど、探してみても見つからなかったので、今回はこちらで妥協する。
使い方も簡単で巻き付けるだけ。
完成。
思ったよりも悪くなかった。
取付は結構きつめだけど、その分しっかり安定していて、ズレたりもしない。
フィット感もとくに問題なし。
ボロボロだったヘッドホン「MDR-HW700」が新品の美しさに
5年前に購入したヘッドホン「MDR-HW700」が新品(のよう)になって帰ってきた。
ヘッドホン単体で交換しようとすると30,000円近くの出費が必要なところが、3,000円で解決してしまった。
これでまた深夜でもお構いなく大音量で映画鑑賞ができる。
と言うわけで、ヘッドホンがボロボロになって買い替えようか迷っている人は、まずイヤーパッドやバンドなど、部分的に交換ができないか調べてみると、もしかしたら幸せになるかもしれない。