WARFRAMEをレビュー【宇宙忍者の無双系アクションゲーム】

2013年、基本プレイ無料で配信が開始されたマルチTPSゲーム「WARFRAME(ウォーフレーム)」

配信開始から8年たった今でも定期的な大型アップデートが繰り返されたりと、根強いファンを持つ長寿ゲームとなっている。

 

そして今回、そんなWARFRAMEのPC版をプレイしてみたのでさっそくレビューをしていく。

ちなみに、バトルロイヤルゲームの先駆者「PUBG」の配信が開始されたのが2017年。オンラインFPSの「レインボーシックスシージ」の発売が2015年。「WARFRAME」はそれらよりも歴史のあるゲームとなっている。

 

WARFRAMEをレビュー【85点】

ジャンルはTPSのアクションゲームとなっていて、肩越し視点での操作が基本となる。

忍者をモチーフにしているだけあって、二段ジャンプや壁走りなど、縦にも横にも大きく動けるのが特徴。

 

遠距離用と近距離用の装備、それとWARFRAME(以下フレーム)と呼ばれる強化外骨格を操りながら、敵殲滅や人質の救出などのクエストを攻略していく。

 

クエストの報酬で装備を揃えていき、さらに高難易度のクエストに挑戦していく、というのが大まかなゲームの流れ。

重力を感じにくい操作性には慣れが必要だけど、銃撃、斬撃のヒット感はなかなかで、コーエーの無双シリーズのような爽快感のある戦闘が楽しめる。

序盤であればテキトーにボタン連打しているだけでクリアできたりもするので、カジュアルゲーマーも簡単に楽しむことができるはず。

 

基本無料なのでプレイまでの敷居も低い。

 

WARFRAMEのここが面白い

1. 中二病にはたまらない世界観

太陽系を舞台にした独特な世界観を持つWARFRAME

雨宮慶太氏(仮面ライダー・牙狼など)のデザインを彷彿とさせる、いわゆる中二病感(褒め言葉)が満載で、肩越し視点のTPSと相まってプレイしているだけで楽しくなってくる。

 

無機質なデザインは好みが分かれるところではあるけど、個人的には大好物な世界観。

もう少し大人向けのエロかっこよさを追求してくれるとなお良し(?)

 

 ただしストーリーは好き嫌いが分かれるかも

正直ストーリーについては、よくも悪くも記憶に残らない感じ。

 

B級SF映画のようなイマイチ分かりづらい、そもそも分からせようとしていないようなストーリーが展開される。

日本語字幕にこそ対応しているけど、移動中の会話も多く、英語力の低い私には話についていくのが厳しい場面も多かった。

当記事を執筆時点で、WARFRAMEのプレイ時間は100時間以上が経過しているけど、今も

 

何で戦っているのかは理解できていない。

 

ただ、WARFRAMEの場合はゲーム部分の面白さが大きく、ストーリーは二の次で楽しめてしまう。

レベル上げや装備集めを楽しむこの手のゲームだと、そこまで気にすることではないかもしれない。

まぁ、ストーリーが面白いに越したことはないし、三国志や戦国時代のようなわかりやすい下地があったほうがウケはいいんだろうなとは思う。

 

2. やりこみ要素満載のMODシステム

WARFRAMEではMODと呼ばれるシステムを使ってステータスを強化していく。

 

それぞれ武器やフレームには「MOD枠」が設けられており、そこへMODを装着することでステータスが上がっていく仕組み。

属性やコスト配分など、まるでカードゲームのデッキのような感覚でビルドを構築していくんだけど、このMOD収集こそがWARFRAMEのやりこみ要素、かつゲームの核となっている。

種類も1000種類以上のMODが存在するため、一朝一夕でコンプリートすることは難しく、やりこみ要素としてはかなりのボリューム。

 

MODの入手方法は、クエストの報酬や敵からのドロップなど。

中にはドロップ率1%以下のレアMODもあったりして、ハクスラ要素はかなり高い。

 

ちなみに課金ガチャはない。※課金要素については後述。

 

同じ武器でもMODの構成次第でプレイヤーごとに使い勝手が変わってくるので、強武器一択といった状況にもなりにくいのもポイント。

 

逆に言うと、どんなに強そうな見た目をしていても、MODがないとステータスは上がらないまま。

自分のプレイスタイルに合わせてMODビルドを構築していくのが醍醐味となる。

 

3. 使って楽しい個性的な武器とフレーム

ゲームの攻略に欠かせないのが先にも紹介したMODなんだけど、その器とも言える“フレームや武器”も魅力的なものが多く登場する。

フレームにはそれぞれ固有のアビリティが登録されていて、燃やす凍らすは勿論、透明になったり無敵になったり、

 

異次元に逃げ込んだり。

 

相手からしたらチートじゃないかと言わんばかりの能力で圧倒していくことができる。

武器にしても、近距離用と遠距離用とで、ここでは紹介できないほどの種類が用意されていて、中には見た目からは想像できない挙動をする武器もあったりする。

 

使いやすい武器はやっぱり人気だったりするけど、一癖二癖ある武器であっても、使い続けていくうちに愛着が湧いてきたりするから不思議。

上記のMODシステムのおかげで、どんな武器でも最後にはそこそこ戦える性能になるのもWARFRAMEの特徴の一つ。

 

また、マスタリーランクと呼ばれるプレイヤーの経験値みたいなシステムがあるんだけど、ランクが上がるほど使える武器が増えてくるので、「次のはどんなんだろう?」と、常に好奇心が刺激されて中毒性もけっこう高い。

 

4. 強制力が低く、気軽に楽しめるオンライン要素

WARFRAMEでは、最大4人での協力プレイが可能なんだけど、ソロでのプレイにもしっかりと対応している。

個人的に嬉しかったのが、オンラインゲームにありがちな、協力プレイ前提の難易度ではないところ。

今回、メインストーリーをソロで進めてみたんだけど、理不尽な難易度のミッションも少なく、かなりバランスが取れている印象を受けた。

注意しないといけないのは、協力プレイと比べると経験値ブーストの恩恵が受けられなかったり、時間もかかってしまうため、効率は下がってしまうってこと。

それでも、

 

協力プレイやボイチャがないとクリアできない…

 

そんなコミュ障殺しの難易度ではないのは本当に素晴らしい。

ちなみにWARFRAMEでは、PvE(プレイヤー対CPU)がメインで、PvP(対人戦)もないわけじゃないけど、あくまでオマケといった感じ。

PvPがメインになると、強キャラや強武器を使わないといけない空気になってしまって、プレイヤーの選択肢が狭まってしまうので、個人的には今の環境が好みではある。

たとえ調整ミスでぶっ壊れ武器が登場したとしても、困るのはCPUだけというのもストレスが少なくてありがたい(まぁナーフもありえるけど)

 

お財布に優しい課金システム

基本無料のWARFRAMEだけど、もちろん課金要素も存在する。

と言っても、ソシャゲのような課金前提のゲームバランスではなく、遊び方次第では無料でも遊び尽くせる課金システムとなっているのが特徴。

もちろん課金をしたほうが何かと効率はいいんだけど、決して

 

お金で殴り合うようなゲームではない。

 

無料でも強くなれる

まずWARFRAMEに登場するほとんどの装備が自力で作成することが可能。

課金ガチャのような要素もなく、課金アイテムがないとクリアできないようなクエストもない。

それにクエストのプレイ回数に制限もないので、遊びたいときに好きなだけ遊ぶことができる(イベントやクエストを回すのにチケットなどを購入しなくてもいい)

誰でも気軽に遊ぶことができるし、課金による優位性も低い。

「無課金でも時間をかければ楽しめる」って言葉は、日本のソシャゲではなくWARFRAMEのようなゲームに使うべき。

 

3つの課金要素

WARFRAMEで課金をする場合、大きく分けて次の3つが目的となってくる。

1. アイテムの購入
2. スキンの購入
3. スロットの購入

 

1. アイテム(フレームや武器など)

アイテム作成はMOD集めと同じく、WARFRAMEのやりこみ要素の一つ。

クエスト報酬で設計図や素材を集めつつ、新規アイテムを作成していく。

ただ、アイテムを作成する場合、素材集め〜作成開始〜完成と、実際にアイテムを手に入れるまでに実日数で3日〜7日ほどかかるケースもあり、どうしても手間がかかってしまう。

そういった場合に課金をしてしまえば、完成品をすぐに手に入れることができるので、その分時間を短縮することが可能に。

 

ガチャのような要素もなく、欲しいアイテムを欲しいタイミングで入手できるので、かなり健全な課金システムではある。

ただ、気をつけないといけないのは、

 

素材集めやフレーム作成もWARFRAMEを楽しむ要素の一つということ。

 

頑張って作成したフレームを使って、新しい武器の素材を集める。

装備が成長してきたら、また次のフレームの素材を集め始める。

個人的には、この素材を集める過程がWARFRAMEの一番面白いところだと思う。

もちろん楽しみ方は人それぞれなんだけど、目的ばかり優先してしまって手段をカットしすぎると、単純にゲームの寿命が縮むだけの可能性もあるので注意してほしい。

…が、明らかに面倒くさい素材集めもないわけではないので、周回のストレスと天秤にかけてみて、時には課金購入してみるのもいいかもしれない。

 

2. フレームや武器のスキン(外見)

課金をすることで、フレームや武器のスキンなど、見た目を変更する装飾品を購入することもできる。

ただし、こちらはあくまで見た目だけで、ゲームの攻略には全く関係のない自己満足の世界。

スキンなどはイベントで無料配布されたりもするので、こだわりのない人にはそれでも必要十分と言える。

が、個人的には

 

ステータスよりも見た目に拘りたい。

 

そのため、上記の装備作成よりもこっちのほうへ課金してしまいがち。

TPSということもあって、見た目はモチベーションを上げるには十分な理由となり得る。

ただ、装飾品だけでなく、カラーパレットの入手にも課金が必要だったりと、地味に嫌らしい部分も見受けられる…。

 

3. スロット

恐らく無課金でプレイしていく中で、一番苦労するのがココ。

前述のようにWARFRAMEでは、フレームや武器を作成、または直接購入することができる。

それぞれ手に入れたアイテムはインベントリへと保管されるんだけど、初期段階ではこのインベントリのスロット数(保管可能数)が

 

かなり少なく設定されている。

 

そのため、普通にプレイしているとすぐにスロットが埋まってしまう。

ゲームの効率性を上げるためにも、このインベントリのスロットを増やしていく必要が出てくるんだけど、現状だと課金以外にスロットを増やす手段がかなり限られてくる(イベント支給など)

 

素材など所持数に制限のないものもあるけど、フレームと武器のスロットはかなり少なめ。

一応フレームや武器は売却することができるので、使わないものを売ってしまえば空きスロットを作ることは可能。

しかし、フレームはミッションごとに適正があったり、武器もそれ自体が新規武器の素材になったりと、おいそれと簡単に売却するわけにもいかない。

再度作成するにも、フレームだと完成までに3日以上、武器でも24時間、ものによってはレア素材が必要なものもあったりする。

無課金でも攻略できないわけじゃないけど(実際強さには影響しない)、かなり窮屈なプレイにはなってしまう。

正直ここは買い切りと割り切って、ある程度の課金も致し方ないかと…。

 

参考までに、私の場合はプライムパックで6,000円の課金をしてみた。

これで課金通貨であるプラチナが1,200ptほど付いてくるんだけど、フレームのスロットが1個で20pt、武器スロットが2個で12ptのため、かなり余裕を持ったプレイができている。

8年前のゲームに6,000円はどうかとも思うけど、肌感覚で言うと、400プラチナ(2,000円分)ほど所持していれば快適に遊ぶことはできるはず(スキンなどを購入しない場合)

ログインボーナスで割引チケットをもらえることもあるので、タイミングが合えば課金するのもあり。

 

トレード機能を使う

いや、結局最後には課金しないといけないのか…って人もちょっと待ってほしい。

WARFRAMEにはトレード機能が実装されており、オンラインを通してレアMODや素材のトレードができたりもする。

そしてこのトレードでは、課金通貨である

 

プラチナも取引することが可能。

 

レアなアイテムとプラチナをトレードしていけば、無課金でプラチナを貯めることも(逆も然り)

なので、手間がかかるのと少しコツもいるんだけど、効率プレイが好きなプレイヤーなんかは、

 

無課金でどこまで強くなれるか。

 

そんな節約プレイを試してみるのも面白いかもしれない。

 

たらればポイント

長くなったので、WARFRAMEの気になるポイントは別記事へまとめてみた。

お暇でしたら下のリンクからどうぞ。

関連記事 ≫ WARFRAMEのここが気になる【たらればポイント】

 

WARFRAMEをレビュー・まとめ

8年間にわたって進化をし続けてきたWARFRAME

長寿ゲームにありがちな問題点も見え隠れするはするんだけど…

それでも…

それらを差し引いても…

 

間違いなくWARFRAMEは面白い。

 

ここ何年かで登場した『ANTHEM』や『ゴッドフォール』など、フルプライスのA級ハクスラゲームと比べても、無料で遊べるWARFRAMEのほうが頭一つ飛び抜けている。

ただ、面白いからこそ、気になるところが余計気になってくるし、惜しいなぁと悔しくなるところが出てきてしまう(この感覚は『ANTHEM』でも感じたけど…あちらは途中でサジを投げてしまった。)

個人的には、今こそフルプライスの『WARFRAME2』として、新しくスタートをする時だと思ったりもする。

集めるべきデータはこの8年間で集めることができたはずなので、ここらで一回仕切り直して、1から作り上げてみてほしい。

すると、どこにも負けない素晴らしいハクスラゲームができるんじゃないだろうか。

…なんて妄想を膨らませながら、私はもう少しテンノになって遊び呆けようと思う。