本記事では、初めてウルトラワイドモニターを導入する人向けに、
そんなゲーミング用ウルトラワイドモニターを紹介していきます。
「リフレッシュレートとかPCスペックとか言われても、よぉ分からん!」って人は参考にしてみてください。
ゲームに最適なウルトラワイドモニターの選び方
ゲーミング用のウルトラワイドモニターを探す際のポイントは下記。
リフレッシュレート | 144Hz以上 |
---|---|
応答速度 | 1ms以下 |
解像度 | 「3440 x 1440」or「2560 x 1080」 |
VESA規格 | 「100 × 100」に対応 |
サイズ | 34インチ前後 |
モニタータイプ | 曲面がおすすめ(平面でも問題なし) |
難しいことは考えたくないって人は、とりあえず上記の数値を満たすものから探していくのがオススメ。
そもそも、まだウルトラワイドモニターを買おうか決めかねているって人は下記の記事も参考にしてみてください。
デスクワークの効率化と、ワイド画面でゲームを遊びたいという理由で購入した、LGのウルトラワイドモニター「34GL750-B」 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[[…]
リフレッシュレートは144Hz以上
引用:Amazon
リフレッシュレートとは、画面がどれだけ滑らかにヌルヌルと動いてくれるかを表す数値です。
PCのスペックによっては144Hzも必要ない場合もありますが、
とりあえずここは144Hzを目安にしましょう。
応答速度は1ms以下
応答速度とは、画面に写った色の切り替わり時間を表したもので、数値が高く(遅く)なると、それだけ映像にぼんやりとした残像感が出てきてしまいます。
ここも可能な限り1msに近いものを選ぶのがおすすめ。
解像度は「3440 x 1440」or「2560 x 1080」
解像度は画面のきめ細かさを表す数値で、画質の良し悪しを決めます。
数値が高いほど鮮明な画面になり、「2560 x 1080」よりも「3440 x 1440」のモニターの方が、当然綺麗な映像を映してくれます。…が、それだけPCスペックも必要になります。
ミドル~ハイスペックPCであれば「3440 x 1440」
エントリーモデルのPCであれば「2560 x 1080」を選んでおくのが無難でしょう。
モニターアーム(VESA100 × 100)に対応したものを選ぶ
せっかくウルトラワイドモニターを導入するのであれば、
モニターアームを装着することで、デスクが広く使えたり、モニターの移動も楽になったりと、場所を取りがちなウルトラワイドモニターのデメリットを軽減することができます。
そんなモニターアームを装着するには、モニターがVESA規格に対応している必要があります。(背面に装着用のネジ穴が必要)
そもそもVESA規格の有無で価格に影響があるわけではないので、今は予定がなくても、将来的にモニターアームを取り付けることができるタイプを選んでおくのがおすすめ。
サイズは34インチがおすすめ
モニターのサイズを表すインチ。
これはデスクの大きさなど、自分の環境に合わせて選んだのでOKです。
特に問題がなければ、ラインナップが豊富な34インチから選んでみるのがおすすめ。(ちなみに34インチだと幅は80㎝前後になる)
※モニターアームを使う場合は、サイズと重量に注意。
曲面か平面かは好みでOK
ウルトラワイドモニターでは、モニター部分がカーブを描いた曲面(湾曲)タイプと呼ばれるものがあります。
曲面タイプと平面タイプ、それぞれ一長一短ありますが、こだわりがなければ好みで選んだので大丈夫でしょう。
ゲーミング向けだと曲面タイプのラインナップが豊富なので、今回はそちらからおすすめのウルトラワイドモニターを選んでみました。
おすすめのゲーミング用ウルトラワイドモニター・3選
それでは、上記の条件を満たすウルトラワイドモニターをピックアップしてみたので、それぞれ紹介していきます。
今回紹介するのは次の3つ。
- 【LG】 UltraGear 34WP65C-B ←おすすめ!
- 【MSI】 MPG ARTYMIS 343CQR
- 【BenQ】 MOBIUZ EX3415R
【LG】 UltraGear 34WP65C-B
引用:Amazon
メーカー | LG |
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リフレッシュレート | 160Hz(※DisplayPort接続) |
応答速度 | 5ms(1ms Motion Blur Reduction搭載) |
解像度 | 3440 x 1440 |
VESA規格 | 100 × 100 |
モニターサイズ | 34インチ |
モニタータイプ | 曲面VAパネル |
入力端子 | HDMI × 2、DisplayPort × 1 |
【LG】 UltraGear 34WP65C-Bのおすすめポイント
- 圧倒的コスパ!入門用に抜群のスペック
- 「1ms Motion Blur Reduction」対応
- 「7W+7W」の高出力スピーカー搭載
最初に紹介するのは、LGのウルトラワイドモニター「UltraGear 34WP65C-B」
リフレッシュレートは144を上回る160Hzまで対応。(※DisplayPort接続の場合に限る)
応答速度は5msとなっていはいますが、LG独自の「1ms Motion Blur Reduction(残像感やぼやけを軽減してくれる機能)」を搭載しており、基本性能は申し分なし。
また、PCモニターでは軽視されがちなスピーカーに「7W+7W」の高出力スピーカーを採用したり、角度と高さ調整が可能な汎用性の高いスタンドが付属したりと、箱出しの状態ですぐに使えるのもポイント。
引用:Amazon
私もLGのウルトラワイドモニター(古いモデル)を使用していますが、遅延を抑える「DASモード」や、視認性をアップする「ブラックスタビライザーモード」などのゲーミング機能だけでなく、「ブルーライト軽減モード」や、スクリーン分割する「OnScreen Control」など、デスクワークでも活躍してくれる万能モニターとしておすすめです。
【MSI】 MPG ARTYMIS 343CQR
引用:Amazon
メーカー | MSI |
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リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 3440 x 1440 |
VESA規格 | 100 × 100 |
モニターサイズ | 34インチ |
モニタータイプ | 曲面VAパネル |
入力端子 | HDMI × 2、DisplayPort × 1、USB Type-C |
【MSI】 MPG ARTYMIS 343CQRのおすすめポイント
- リフレッシュレート165Hz対応
- 汎用性の高いUSBハブや、マウスバンジーが付属
- 圧倒的没入感!湾曲率1000Rの曲面モニター採用!
続いては、MSIのウルトラワイドモニター「MPG ARTYMIS 343CQR」
こちらもLGの「UltraGear 34WP65C-B」同様、基本性能はすべてクリア。リフレッシュレートも165Hzと基準点を超えています。
暗闇での視認性をアップする「ナイトビジョンモード」など、ゲーミングに特化した機能はもちろんのこと、ヘッドホンフックやマウスバンジーが付属するなど、まさにゲーマー向けのウルトラワイドモニター。
入力端子がHDMI とDisplayPort以外に、USB Type-Cに対応しているのもポイント。
中でも特筆すべきは1000Rの曲面モニター。(※数値が少ないほどモニターの湾曲率が高くなります)
引用:Amazon
人間の視野と同等の湾曲率を採用することで、視認性を大きくアップしてくれます。ただし、曲面モニターは画像や図面の編集作業には向いていないので、ここは普段の用途に合わせて選びましょう。
また、LGの「34WP65C-B」と比べると価格はかなり強気の設定なのと、スピーカーもこちらには付属しないため、別途外付けスピーカーなどを用意する必要がある点は注意が必要です。
【BenQ】 MOBIUZ EX3415R
引用:Amazon
メーカー | BenQ |
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リフレッシュレート | 144Hz(※DisplayPort接続) |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 3440 x 1440 |
VESA規格 | 100 × 100 |
モニターサイズ | 34インチ |
モニタータイプ | 曲面IPSパネル |
入力端子 | HDMI × 2、DisplayPort × 1 |
【BenQ】 MOBIUZ EX3415Rのおすすめポイント
- 視野角の優れたIPSパネルを採用
- 「2W×2W+5Wウーファー」のスピーカー搭載
- 同価格帯では最高峰のコスパ!妥協したくないならコレ
最後はBenQのウルトラワイドモニター「MOBIUZ EX3415R」
リフレッシュレート144Hz、応答速度1msと基本性能を抑えつつ、視野角の優れたIPSパネルを採用することで、圧倒的な没入感を実現しています。
また、「2W×2W+5Wウーファー」構成の内臓スピーカーを搭載しており、外付けスピーカー無しでもハイクオリティな音質が味わえるのが特徴となっています。
MSIの「MPG ARTYMIS 343CQR」と同価格帯ということもあり、どちらを選ぶか悩むところではありますが、違いとしては、
- スピーカーの有無
- 湾曲率(MSIは1000Rと少しクセがある。BenQは1900Rと緩め。)
- コントラスト比の高い映画向けのVAパネル(MSI)か、視野角に優れたゲーム向けのIPSパネル(BenQ)か。
と言う感じで、同価格帯のラインナップの中でもコスパはかなり高いです。
ただ、そこまで大きな差があるわけでもないので、最終的にはデザインとか好みで選ぶのもありでしょう。
コスパがいいのはLGの「UltraGear 34WP65C-B」
と言うわけで、今回はおすすめのウルトラワイドモニターを3つ紹介しました。
個人的にオススメなのは、
性能と価格のバランスから見ても、コスパが頭一つ飛びぬけていると言えます。
初めてのウルトラワイドモニターであれば、「UltraGear 34WP65C-B」で必要十分なので、浮いた予算でモニターアームや少しグレードの高いスピーカーを買うのも有り。
そんなわけで、本記事が少しでも参考になれば幸いです。