先日、Ankerから発売されているワイヤレスイヤホン、Soundcoreシリーズの「Life P2」を購入。
今までは、同じくAnkerのSoundcoreシリーズ「Liberty Neo」を使用しており、過去にレビュー記事も投稿している。
アンカーのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Neo(第2世代)」を購入してみたのでレビューを紹介する。 購入したあとで完全上位互換である「Soundcore Life P2」の存在を知って少し後悔したけど、デザイ[…]
しかし、購入から僅か2カ月、
仕方がないので換えを探すことに。
※「Liberty Neo」は防水使用なので、水路に落とすのは問題ないんだけど、今回は運悪く手の届かない場所へ落としてしまった。
そこで、どうせなら比較をしてみようと、同価格帯の「Life P2」を購入したわけである。
「Liberty Neo」と今回購入をした「Life P2」、本記事ではこの2つを比較しながら紹介してみることにする。
『Soundcore Life P2』と『Liberty Neo』を比較レビュー
Soundcore Life P2 | Soundcore Liberty Neo | |
再生時間 | 7時間 | 5時間 |
再生時間(ケース込み) | 40時間 | 20時間 |
重量(イヤホン) | 5.2g×2 | 5.5g×2 |
充電 | USB Type-C | microUSB |
防水 | IPX7 | IPX7 |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
コーデック | SBC、AAC、aptX | SBC、AAC |
急速充電 | 対応 | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
上記の表の通り、スペックは完全に「Life P2」が上回っている。
これで両者とも同価格なのだから、「Life P2」が完全上位互換と言っても過言ではない。
しかし、実際に「Life P2」を使用してみると、しっかりと棲み分けがされていることが分かった。
まずは開封から
青を基調としたいつもの外箱
イヤホン本体とサイズ別にイヤーピースが4種類、あとは充電用のType-Cケーブルが同梱されていた
「Liberty Neo」がmicroUSB対応だったのに対して、「Life P2」はType-Cに変更されている。
イヤホンケースはブラックのマッド調
サイズは47×79×33mmと、大きすぎず小さすぎずと言ったところ。
充電はケース後ろから
「Liberty Neo」と変わらずワイヤレス充電には非対応。
しかし「Life P2」は急速充電に対応可能となっている。
ケースを開ける
スペースを抑えるためか、横向きに寝かせるようにセットされたイヤホン。
「Liberty Neo」もだけど、ポケットから取り出したイヤホンを充電する際に、左右の判別がつきにくいのがストレス。
イヤホン本体
こちらもブラックのマッド仕立て。
AppleのAirPods同様、所謂うどん型と言われる形状が特徴的。
安心安定のペアリング機能
「Liberty Neo」同様、素晴らしいペアリング機能である。
初回の設定は、イヤホンをケースから取り出して電源を入れ、受信側のBluetooth設定画面に表示される「Life P2」を選ぶだけ。
一度設定をすれば、次からはケースから取り出すだけで勝手にペアリングが完了する。
音質は値段相応、低音は「Liberty Neo」より弱い
引用:Amazon
肝心の音質について、全体的な音質は「Liberty Neo」と同じく値段相応と言ったところ。
よっぽどこだわりがない限り、普段使いで困ることはない。
しかし、低音域に限っては「Liberty Neo」に比べて明らかに弱い。
すでに「Liberty Neo」が手元にないため厳密な聞き比べが出来てはいないんだけど、後述する装着感も相まって、しっかりと音を味わうことができていない気がする。
「Liberty Neo」はBassUp機能により低音域が強化されているため、それと比べると「Life P2」でポップ系などを聴く場合は物足りなさを感じてしまう。
装着感が微妙(個人差あり)
装着感については、耳の形状など個人差もあるだろうけど、
「Life P2」のうどん型に対して、「Liberty Neo」はカナル型のためフィット感が段違いである。
そのため遮音性も「Liberty Neo」の方が高く、音楽にも集中できる。
「Life P2」も、イヤーピースを交換してみたりと試行錯誤してみたものの、どうしてもノズル部分が引っかかってしまう。
こればっかりは実際に装着してみないと分からないし、人によっては「Life P2」の方がフィットする場合もあるだろう。
通話機能を利用するなら「Life P2」がオススメ
「Life P2」のマイクには”cVc8.0ノイズキャンセリング”という聞きなれない機能がついている。
通話時の雑音を遮断してくれるので、通話相手がクリアに聞き取ることができる。
残念ながら、音楽を聴く時に周囲の雑音を遮断するノイズキャンセリング機能はついていない。
出先などで通話を利用する機会が多いのであれば、「Life P2」の方が使い勝手は上だろう。
※「Liberty Neo」にもマイクは搭載されているので通話は可能。
aptXコーデックに対応
「Life P2」はBluetoothの圧縮規格の一つaptXへ対応済み。
音質を維持しつつ遅延を抑えることができるため、ゲームや動画の視聴に向いている規格である。
私の場合は通勤中の音楽視聴がほとんどのため、そこまで重要な要素ではないんだけど、あると便利な機能であることは間違いない。
YouTubeやスマホゲームメインの人は「Life P2」がオススメ。
実際にスマホゲームの『原神』をプレイしてみたけど、明らかに遅延を感じるレベルで快適性は皆無だった。
ゲームメインで使用する場合は、有線タイプがオススメ。
「Liberty Neo」と使い比べた結果
これはあくまで個人的環境に基づく結論ではあるけど、もし水路からイヤホンの神様が現れて、「あなたが落としたのはLiberty Neoですか?それともLife P2ですか?」と聞かれれば、
私はスマホでゲームをする頻度は少ないし、動画視聴もテレビの方が多い。
通勤中だけの使用であれば、バッテリーの容量もそこまで重要ではない。
あくまで音楽を聴く事を目的とした場合、デザインと装着感、そして音質を優先して「Liberty Neo」が好みということになる。
つまり、購入前は「Liberty Neo」の完全上位互換だと思っていた「Life P2」だったのが、実際に使用してみると、しっかりと住み分けが出来ていたわけである。
大は小を兼ねるなら「Soundcore Life P2」
通勤中、電車で動画を見たりゲームをしたりするのであれば、「Life P2」を選ぶべき。
音楽しか聴けない「Liberty Neo」(そんなこともないけど)より、手広くオールマイティーにこなせる「Life P2」の方がコスパは上。
なんとなくワイヤレスイヤホン欲しいけど、どっちがいいかなぁって人は、とりあえず「Life P2」買っとけば間違いない。
音楽しか聴かねぇって人は「Liberty Neo」がオススメ。
アンカーのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Neo(第2世代)」を購入してみたのでレビューを紹介する。 購入したあとで完全上位互換である「Soundcore Life P2」の存在を知って少し後悔したけど、デザイ[…]
『Soundcore Life P2』と『Liberty Neo』を比較レビュー・まとめ
今回「Liberty Neo」を無くして改めて気付かされたけど、ワイヤレスイヤホンにこれ以上お金をかけるのは、リスクが高すぎである。
5,000円以下のイヤホンでこの質なら、10,000円以上のハイスペイヤホンは、さぞ素晴らしい出来なのだろう。
しかし、ワイヤレス(命綱なし)でイヤホンを使う以上、失うリスクも考えなければならない。
音質にこだわりたい場合は、あえて有線タイプのイヤホンを購入するのも一つの手と言える。
どうしてもワイヤレスイヤホン選ぶ場合は、ある程度気軽に購入できる価格帯がオススメである。
でもいつかは、AirPodsのレビューとかも書いてみたい…。